今年もインフルエンザが流行する季節がやってまいりました。
備えとしてインフルエンザのワクチンは是非接種しておきたいものです。
インフルエンザは毎年流行する株が異なるため、ワクチンは毎年接種することになります。 一般的に予防接種は、感染後に発症する可能性を低める効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されています。
インフルエンザは悪寒や高熱、筋肉痛など、風邪と比べるとやや重い症状が見られます。
また主に子どもに見られる合併症として、脳炎や脳症、異常行動(突然走り出す、飛び降りるなど)、高齢者には肺炎の合併が多く見られ、通常の風邪と比べると合併症も重症です。よってできるだけワクチンで予防しておくことが重要です。
今までは「不活化ワクチン」を接種していましたが、今年から「生ワクチン」の認可がおりました。
「フルミスト点鼻液」というもので、鼻に液体を0.1mlずつ噴霧するものです。
対象は2歳から18歳までの方で、重症な喘息やゼラチンアレルギー、その他重篤な基礎疾患のない方が対象となります。「ワクチン(予防接種)=注射」という概念を超えた新しいタイプのものです。接種回数は1回で、約1年効果が持続します。受験を控えた受験生などにとっては朗報かと思います。副反応として、数日後に鼻閉や鼻漏などの鼻炎/鼻風邪症状が見られることがありす。また、小さいお子さんで接種時に激しく泣いてしまって鼻汁がたくさん出てしまうと効果が低下するとのことです。
注射が苦手なお子さんにとっては、新しい選択肢となり得ます。
詳しい説明を聞きたい方はご相談下さい。