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【寒暖差にご注意を】

近年暖かくなる日が早まっています。

2月なのに暖かい日が続くと思ったら、急に寒くなったり、日中は暖かいけれど朝晩冷え込んだりと、寒暖差が大きいのが近年の特徴となっているようです。

この寒暖差の影響で体がだるく感じたり、頭痛などの体調不良を訴える方も多いと思います。鼻水や鼻づまりなどの症状がある方は、寒暖差アレルギーが原因とも言われています。


寒暖差が大きいと自律神経が乱れ、様々な体調の変化が出るとされています。頭痛や鼻水・鼻づまりは、風邪や花粉症の症状と似ているため区別が付きにくいです。発熱や咳を伴う場合は風邪のことが多く、だるさや倦怠感を伴う場合は寒暖差、目のかゆみや充血を伴う場合は花粉症のことが多いとされています。ご自身で症状を確認してみましょう。


対策としては、服装に注意して体温調節をはかること、食事や十分な睡眠を取ること、適度な運動を行うなど基本的な日常生活を行うことが挙げられます。

特に食事や運動は忙しくなるとおろそかになりがちです。   食事に関してはタンパク質やビタミンの摂取を心がけたいものです。

運動に関しては「歩く癖」をつけること、エレベーターではなく階段を使うことや、小走り程度に歩くことも効果があるようです。

睡眠は時間だけではなく「質」も重要です。体内リズムを整えるためにもなるべく決まった時間に寝ることや、直前にスマホの画面を長時間眺めないことなどが良いでしょう。

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舌下免疫療法

いよいよ花粉症のシーズンも大詰めを迎えています。

スギは4月後半、ヒノキはゴールデンウィーク明け頃まででしょうか。この時期を乗り越えると、外に出るのも少し楽になりますね。あともう少しの辛抱・・・でもまた来年この季節がやってくると思うと、やや憂鬱な気分になる方もいらっしゃるかもしれません。


花粉症の対症療法として、抗アレルギー薬の内服や点鼻・点眼薬を用いるのが基本になりますが、あくまで症状を和らげることが目的で、根本的には治りません。


そこで根本的治療の一つであるスギやダニに対する舌下免疫療法をご紹介します。
アレルゲン免疫療法といって、アレルギーの原因となっているアレルゲンを少量から投与することで体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげたり、日常生活に与える影響を少なくするなどの効果が期待されます。くしゃみ・鼻水を少なくしたり、イライラ感を減らすことが目的です。
診療の手順は、まず血液検査を行い、スギやダニに対する反応があるかを見ます。陽性であれば、診断確定です。

服用方法は、ラムネのような形の薬剤を舌の下に置いて1分間保持、5分間はうがい・飲食を控えます。稀にショックやアナフィラキシーとなる場合がありますので、初回はクリニックで行います。重大な副作用がなければ、自宅で毎日薬を服用し、これを3〜5年続けます。
3〜5年と聞くと長いような感じがしますが、何年も辛い症状を抱えるより、時間をかけて少しでも症状が和らげば、とも思います。

お子さんは6歳から始めることができ、親子で開始する方もいます。是非一度ご相談下さい。

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花粉症の治療  

2023年春のスギ・ヒノキの花粉数は過去10年の平均値の1.5倍以上になる見通し!

花粉症の治療は、対症療法として薬物療法があります
くしゃみ、鼻水、鼻づまりには抗ヒスタミン薬の内服を行います。

アレグラやクラリチンテレビCMで聞いたことがあるかと思います。1日1回あるいは2回、お薬を飲んで症状を抑えます
ただこれら抗ヒスタミン薬は副作用として“眠気”がありますので、どのお薬を選択するかはご相談下さい。

鼻づまりでボーっとしている人のイラスト(花粉症)

また鼻の症状が強い場合には点鼻薬(鼻スプレー)
を用いることもあります、症状に応じて抗ヒスタミン薬やステロイド点鼻薬を併用することもあります。


また今年は特に目の症状が強い方が多いようです目のかゆみ、 目の周りの皮膚のかゆみなどには点眼薬(目薬)を用います。
抗アレルギー薬の点眼、かゆみがひどい場合にはステロイド点眼も行います。

眼と鼻をこすっている人のイラスト(花粉症)


“たかが鼻水・鼻づまり”ですが“されど”です
シーズン中だけではありますが、毎日この症状が続くと“イライラ”したり、お子さんの中には”集中力に欠ける”方もいますのでお薬で少しでも症状がやわらげばと思います。


また対症療法以外に、スギ花粉症、ダニアレルギー性鼻炎に対する治療法としてアレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)があります。

詳しくお聞きになりたい方はいつでもご相談下さい。

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花粉症の季節です

いよいよ花粉症のシーズンがやってきました。

毎年言われているかもしれませんが、今年のスギ飛散量は多いとのことです。外出時はマスク、帽子、メガネ装着で・・・ しかし、これでもなかなか花粉を防ぐことは難しい方も多いと思います。

症状(くしゃみ、鼻水、目のかゆみなど)のひどい方には内服薬を基本に、点眼、点鼻による治療を行います。

元々花粉症の方はもちろんのこと、“花粉症かも?”という方もご相談下さい。問診と診察による診断、必要に応じて血液検査も行っています。

アレルギー専門医による診察をご希望の方は、火曜日と木曜日の午後来院下さい。 更に舌下免疫療法をご希望の方や、一度お話を聞いてみたいという方も随時相談承ります。