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【夏のスキンケア〜あせもと紫外線対策〜】

夏は汗や紫外線、虫刺されなどの影響で、お子さんの肌トラブルが起こりやすい季節となります。お子さんの肌は大人に比べると薄く、刺激に弱いため、毎日のケアが必要です。

基本的にはお風呂やシャワーなどでよく洗い「清潔にする」ということや軟膏やクリームなどを用いて「保湿する」、「紫外線や刺激から守る」ことが大切になります。あせもは、汗がたまりやすい首、肘・膝の内側、おむつまわりなどにできやすいです。
汗をかいたまま放置しておくと、皮膚に炎症が起こり赤いぶつぶつやかゆみが出ます。日焼けは、強い紫外線を浴びると赤みが出ます。虫刺されはかゆみや腫れが出ます。
あせもの予防としては、汗をためないよう汗をかいたらこまめにタオルで優しく拭くことや、シャワーで流して清潔を保つことが勧められます。着替えをこまめに行うことも大切です。夏は冷房によって肌が乾燥することもあるため、お風呂やシャワーの後には保湿剤でスキンケアを行うとよいでしょう。衣類は汗を吸いやすく、通気性の良いものを選び、蒸れを防ぎましょう。

紫外線対策としては、午前10時から午後2時ごろは紫外線が強くなりやすいため、外遊びや外出などの時間を工夫しましょう。帽子や薄手の長袖、日焼け止めを使うことをお勧めします。

受診の目安として、赤みやぶつぶつが広がっている、かゆみが強い、ジクジクしたり膿が出る、発熱を伴う、市販の薬で良くならない、何度も繰り返す、などが挙げられます。
夏のスキンケアは、特別なことよりも毎日のこまめなケアが大切です。汗をためず優しく洗って保湿し、紫外線や虫刺されを防ぐことで多くの肌トラブルは予防できます。
気になる症状がある時はご相談下さい。

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【食物アレルギーを克服しよう】

特定の食べ物に対して発疹や嘔吐下痢などのアレルギー症状が出ることを食物アレルギーと言います。特定の食品に含まれる成分(アレルゲン)に対して、体の免疫システムが過剰に反応して様々な症状を引き起こします。通常「無害」であるはずの食べ物が、体にとって「異物」とみなされてしまうことで発症します。

小児、特に乳幼児の三大アレルゲンは「卵・牛乳・小麦」です。近年はナッツ類が増加傾向にあります。

主なアプローチとして、正確な診断のため血液検査や皮膚テスト(プリックテスト)を行います。また必要に応じて「食物経口負荷試験(少量ずつ食べて確認)」を行い、実際にどの程度食べられるか判断します。「完全除去」から「食べられる範囲で少しずつ」という方針です。これにより免疫が慣れていく(耐性獲得)可能性があります。

更に専門施設などで行う「経口免疫療法(OIT)」があり、原因食物をごく少量から摂取して徐々に増やす方法です。これにより、食べられる量が増える可能性があり、誤食時の重症化リスクを低減することができます。

近年の研究では、アレルゲン食品を適切な時期に少量から摂取する方が予防になることがわかっています。

家庭で気を付けることとして、自己判断で除去や再開をしない、誤食時の対応(エピペンの有無など)を確認し、保育園や学校と情報を共有することが挙げられます。

克服の現実的なゴールとして、完全に何でも食べられる状態だけではなく、少量なら安全に食べられる、誤食しても重症化しないということも重要な「克服」です。
食物アレルギーは「食べない・避ける」ではなく、「安全に慣らす」ことが重要です。
気になる食材や症状がある方はご相談下さい。

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【春の「免疫グラグラ期」を乗り越えよう】

ようやく朝晩の冷え込みも和らぎ、爽やかな春が到来しました。家に籠りがちだった冬に比べ、外に出る機会が増える季節です。

ただ、日中は暖かい日が多いとは言え、朝晩はまだ涼しい時もあります。気温の変化に体が追いつかず、注意が必要な時期です。この時期は1日の寒暖差が激しく、自律神経が乱れて免疫力が落ちやすくなります。また、春は新学期や新年度で人との交流が活発になり、人もウィルスも交流します。つまり寒暖差が激しい上に生活環境の変化が加わり、「免疫がグラつく時期=免疫グラグラ期」と言えるでしょう。

では、この免疫グラグラ期をどう乗り越えるのでしょうか?

基本的なこととして、日頃から体調を整え、体力を維持し、免疫を上げる生活を心掛けるが挙げられます。体調を整えて体力を維持するには「睡眠・食事・運動」が重要です。
十分な睡眠と休養は大切です。規則正しい睡眠を確保し、必要であれば昼寝を取り入れ、プラス1時間の睡眠などを意識してみましょう。忙しくて十分な睡眠時間が取れない場合には、免疫力を高める食事を意識してみて下さい。ビタミンCを多く含む食品(柑橘類(オレンジ、グレープフルーツ)、ブロッコリー、いちご)、ビタミンD(鮭、イワシ、キノコ類)、腸内環境を整える発酵食品(ヨーグルト、納豆、キムチ、味噌)、亜鉛を含む食品(牡蠣、レバー、ナッツ類)、良質なタンパク質(鶏肉、豆腐、卵)を摂取してみましょう。適度な運動として、軽い有酸素運動(ウォーキングや軽めのランニング)は自律神経を整え、ストレス解消に役立ちます。

忙しい春、油断せず、楽しみながら過ごしましょう。

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【ミラノ・コルティナ五輪】

熱戦を繰り広げていた冬季五輪が幕を閉じました。単一都市集中型から広域・分散型となり、既存施設の最大活用や新設最小化を掲げてきた点が特徴でした。イタリアならではの美しい景観と伝統が融合した素晴らしい大会であり、ドローンやAIによる最新技術を活用した演出や、環境への配慮も感じられ、持続可能性を意識した運営が印象的でした。

「絶対王者」「エース」「4年前のリベンジ」など様々な言葉が出てくる中、勝っても負けても選手の涙には感動し、ともするとこちらも涙が出てくるそんな17日間でした。
特に印象に残っているのは、他の競技や大会でもそうですが、家族やスタッフ、応援してくれている方々への「感謝の言葉」でした。自分一人で成し遂げた偉業ではなく、周囲の支えがあってのものだという現れでした。そして競技ならではの「相手を讃える姿」に感銘を受けた人も多いはずです。負けて悔しいはずなのに、真っ先に相手を讃える、賞賛する姿勢にグッとくるものがありました。

今回、日本は冬季大会では史上最多のメダルを獲得しました。記憶に新しいパリ五輪の活躍も含め、改めて日本は南北に広がっている国なのだなあと感じました。

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【アレルギーマーチ】

「アレルギーマーチ」とは、赤ちゃんの頃から思春期にかけて、様々なアレルギー疾患が連続的・段階的に現れやすい現象を示します。乳児期からアトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎が次々と順を追って出現します。成長に伴ってアレルギー疾患の症状が「次々に変化して現れる現象」で、まるで行進(march)するように進むので、この名前が付いています。

時期による特徴としては、乳児期には乳児湿疹やアトピー性皮膚炎、食物アレルギー(卵・牛乳・小麦など)が多く、成長と共に気管支喘息やアレルギー性鼻炎、花粉症が現れます。一つのアレルギー疾患を持つお子さんは、他のアレルギー疾患も発症しやすい傾向にあります。

アレルギーマーチの発症には、遺伝的要因と環境的要因が関与しています。家族にアレルギー疾患がある場合、アレルギーマーチが起きやすいとされています。また、皮膚のバリア機能低下やアレルゲン(ダニや花粉など)にさらされること、免疫システムの未熟さや過剰反応なども関与していると考えられています。最近は特に「皮膚からのアレルゲン侵入」が重要視されています。

予防と対策としては、乳児期からのスキンケアとして皮膚の保湿をしっかり行うこと、適切な食事管理、ダニやホコリの除去など生活環境の整備を行うことです。
また、喘息や鼻炎は放置せず、早めに介入し治療を行う、食物除去は自己判断せず、早期から医療機関での相談と治療を行うことが大切となります。

アレルギーマーチは、早期の適切な対処や予防が進行の抑制につながりますので、気になる症状がある場合はいつでもご相談下さい。

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【11月17日は「世界早産児デー」です】

毎年11月17日は「世界早産児デー(World Prematurity Day)として世界中で認識されている国際的な記念日です。

早産児とは、在胎37週未満で生まれた赤ちゃんです。未熟な状態で生まれてくるため、呼吸器・消化器・神経系の未熟性、感染症への脆弱さ、発達障害など、様々なリスクを抱えています。この日は早産に関連する課題についての認知度を高め、支援を広げることを目的としています。

「世界早産児デー」は、早産児とその家族を社会全体で支え、すべての赤ちゃんが健やかに育つ社会を目指すための日です。正しい知識と温かい支援の輪を広げていくことが求められています。日本でも近年、各地の医療機関などが情報発信を行ったり、家族の体験談の共有や小さな肌着や帽子の寄付などを通じて支援の輪が広がっています。

早産児は成人期に達してからも、虚血性心疾患や高血圧、また糖尿病などの生活習慣病の発症リスクが高いことが知られています。そのため成人後も定期的に健康診断を受けることを勧めています。

当院では早産児のフォローアップを行っています。1500g未満で生まれた極低出生体重児/超低出生体重児の赤ちゃんは大学病院と連携して定期的な診察を行います。また、定期のフォローアップは卒業したけれど、その後「気になること」があれば年齢に関係なくご相談をお受けします。また、転居などでフォローアップが途切れてしまった方、フォローアップを再開したい方はお声がけ下さい。

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【早くもインフルエンザA流行中】

今年は早くもインフルエンザが流行しています。例年11月頃から流行し始め、12月から1月にピークに達するのですが、今年は9月から増え始めています。
インフルエンザにはA型、B型、C型の3つの型があり、冬に流行する季節性インフルエンザはA型とB型で、現在流行しているのは主にA型です。
ウィルスの特徴として遺伝子変異が頻繁に起こるため、毎年異なるタイプが流行します。

主な症状は、発熱(高熱;38℃以上)、頭痛、筋肉痛・関節痛、倦怠感(だるさ)、咳、喉の痛み、鼻汁、場合によっては嘔吐や下痢などの消化器症状があります。また、年長児や学童児では異常行動(突然走り出す、飛び降りるなど)に注意して下さい。
感染経路としては、主に飛沫感染(咳やくしゃみによる感染)と接触感染(ウィルスが付着した手や物を介して口や鼻などから感染)があります。インフルエンザは感染力が強いため、咳やくしゃみが頻繁に出る場合は、マスクをしたり手で覆うなどの咳エチケットを心がけましょう。

予防はワクチン接種が推奨されています。例年、10月の終わりから11月にかけて接種するようお伝えしていますが、今年はすでに流行しているため、早めの接種を勧めています。その他、手洗いやうがいの徹底、マスク着用、人混みを避ける、十分な休養と栄養をとることなどが有効です。

治療は主に対症療法ですが、抗インフルエンザ薬(タミフルやイナビルなど)が有効で、発症から48時間以内に開始することがよいとされています。
インフルエンザは毎年流行する感染症で、予防と早期治療が重要です。引き続きワクチン接種を行っていますので、「まだワクチンを打っていない」方や「今年一度インフルエンザにかかった」という方でもワクチン接種をお勧めしています。症状が出た場合は、熱が出てから12時間以上あけてから検査をすることをお勧めしています。ご相談下さい。

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【異常気象】

暦の上では「秋」ですが、9月に入っても暑い日が続いています。特に今年は「猛暑」「酷暑」という言葉をニュースで耳にする機会が急激に増えました。猛暑や酷暑だけではなく、ゲリラ豪雨や真冬の大雪、予想外の台風の進路変更など、多岐にわたる現象を「異常気象」と呼びます。

原因は様々で、我々人間活動による地球温暖化が主な原因として挙げられます。大気中の二酸化炭素(CO 2 )などの温室効果ガスの濃度が急激に増加し、それに伴い地球の平均気温も上昇しています。今年の夏は平均気温が「2℃」上昇したとのことです。
異常気象がもたらす影響は多岐に渡り、豪雨による土砂災害や洪水、寒波による農作物の被害、そして熱中症患者の増加などが挙げられます。

猛暑時の熱中症対策は、今までの常識を覆すような行動変容が求められる時代になってくると思われます。暑い時間帯に屋外で長時間運動をしないということは言うまでもなく、なるべく長時間外出せず、クーラーの効いた部屋で過ごすことも必要になってくるでしょう。暑い日中ではなく、朝や夜に活動する「朝活」や「夜活」が常識になってくるかもしれません。また熱中症は屋外だけではなく、室内でも起こりやすいことは近年の常識になってきています。適切な水分・塩分補給、エアコンの利用を怠らないようにしましょう。

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【HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)】

子宮頸がんはその名の通り、子宮頸部(子宮の入口)にできる「がん」です。原因のほとんどはヒトパピローマウィルス(HPV)の感染によるもので、発症は30〜40代がピークです。

HPVが子宮頸部に感染しても、約90%は細胞に異常をきたすことはありません。しかし約10%の方で感染が長期間持続し、子宮頸部異形成と呼ばれる前がん病変を経て、数年後に子宮頸がんへ進行することがあると考えられています。初期の子宮頸がんでは、症状はほとんどなく、進行するとおりものの異常や不正出血、下腹部の痛みなどが出ます。

HPVは性的な接触によって男性にも女性にも感染します。女性の子宮頸がんの他、肛門がんや膣がん、男性の尖圭コンジローマなどの性感染症の原因にもなります。よってHPVワクチンは性交渉を経験する前の10代前半に接種するよう推奨しています。

HPVへの感染を予防することで子宮頸がんの発症を防ぐのがHPVワクチンです。9価HPVワクチンを接種すると8〜9割の子宮頸がんを予防できると言われています。

ワクチン接種後に起こりうる症状として、接種部位の痛みや腫れなどの局所反応がありますが、ほとんどは数日以内に改善します。また接種の痛みなどで血管迷走神経反射が起こることもあります。以前に血管迷走神経反射を起こしたことがある場合は事前にお伝え下さい。横になって接種するなどの対策を取ります。

ワクチンを接種していても、していなくても、20歳になったら必ず子宮頸がん検診を受けて下さい。

HPVワクチンは「がん」を予防できるワクチンです。

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【水痘(みずぼうそう)】

今年に入り水痘の感染数が増えています。水痘帯状疱疹ウィルス(VZV)による感染症で、発熱や水疱を伴う発疹(3〜5mm程度の丘疹(盛り上がった赤い発疹))が出現します。かゆみを伴うことが多く、発疹は数日間で全身に増え、頭の中(髪の毛の生えている所)にも出現します。その後は次第にかさぶたになって治ります。

潜伏期間は10〜21日(約2週間)、感染経路は咳やくしゃみによる空気感染、飛沫感染、接触感染があります。

治療は、初期であれば抗ウィルス薬が使用できます。
予防はワクチン接種です。1歳時に1回、1歳半に2回目を接種することが推奨されています。いずれも定期接種の対象です。

水痘は感染力が強いため、すべての発疹がかさぶたになるまで集団生活は控えます。
通常は一生に一度しか発病しませんが、その後免疫力が低下したときなどに帯状疱疹として発病することがあります。

帯状疱疹は、水痘にかかった後にそのウィルスが体の中に潜み、年長児や成人になって再び水疱を作る病気です。胸や背中などに「帯状」に集まるのが特徴で、ピリピリとしたり、強いかゆみを伴うことがあります。

帯状疱疹も予防はワクチン接種です。50歳以上の方は一部助成あり、65歳以上の方は定期接種の対象となります。
気になる方はご相談ください。