カテゴリー
コトコト日記

【インフルエンザとコロナ感染症の同時流行】

9月下旬現在、インフルエンザとコロナ感染症が同時に流行しています!
インフルエンザは例年、12月から3月にかけて流行するのですが、今年は収束しないまま8月下旬ごろから増加傾向となっています。またコロナ感染症は去年の第8波以来一旦収束傾向でしたが、7月ごろから増加傾向となり、まさに“同時流行”となっています。

共通する症状としては、発熱や咽頭痛、咳・鼻水、倦怠感などで、コロナに比べてインフルエンザの方がやや“しんどそう”な方が多いです。
コロナ感染症は高齢者の方や高血圧などの基礎疾患を持っている方、一部の子どもで重症化する方がいる一方、軽症の方も多く、二極化が見られるとのことです。
一方でインフルエンザは、子どもにみられる合併症として脳炎や脳症、異常行動(突然走り出す、飛び降りるなど)、高齢者には肺炎の合併が多くみられます。
どちらもウィルス感染症であり、対症療法(病気によって起きている症状を和らげる治療法)が基本です。インフルエンザに対しては有熱期間を短縮させる抗ウィルス薬が用いられることが多いです。
インフルエンザの季節外れの流行の原因としては、ここ数年のコロナ感染対策によってインフルエンザが流行しなかったため、インフルエンザに対する免疫が低いことや、インフルエンザワクチン接種の機会が減ったことなどが原因とも言われています。

ようやく暑い夏が終わって朝晩は涼しくなり、これからは過ごしやすい季節となりますが、今一度、感染対策を引き締めてこれからのシーズンを迎えましょう。

熱が続いたり、いつもと様子が違うようであればご相談下さい。