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【アレルギーマーチ】

「アレルギーマーチ」とは、赤ちゃんの頃から思春期にかけて、様々なアレルギー疾患が連続的・段階的に現れやすい現象を示します。乳児期からアトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎が次々と順を追って出現します。成長に伴ってアレルギー疾患の症状が「次々に変化して現れる現象」で、まるで行進(march)するように進むので、この名前が付いています。

時期による特徴としては、乳児期には乳児湿疹やアトピー性皮膚炎、食物アレルギー(卵・牛乳・小麦など)が多く、成長と共に気管支喘息やアレルギー性鼻炎、花粉症が現れます。一つのアレルギー疾患を持つお子さんは、他のアレルギー疾患も発症しやすい傾向にあります。

アレルギーマーチの発症には、遺伝的要因と環境的要因が関与しています。家族にアレルギー疾患がある場合、アレルギーマーチが起きやすいとされています。また、皮膚のバリア機能低下やアレルゲン(ダニや花粉など)にさらされること、免疫システムの未熟さや過剰反応なども関与していると考えられています。最近は特に「皮膚からのアレルゲン侵入」が重要視されています。

予防と対策としては、乳児期からのスキンケアとして皮膚の保湿をしっかり行うこと、適切な食事管理、ダニやホコリの除去など生活環境の整備を行うことです。
また、喘息や鼻炎は放置せず、早めに介入し治療を行う、食物除去は自己判断せず、早期から医療機関での相談と治療を行うことが大切となります。

アレルギーマーチは、早期の適切な対処や予防が進行の抑制につながりますので、気になる症状がある場合はいつでもご相談下さい。

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【台風と喘息】

ここのところ頻繁に台風が発生しています。
台風の発生に伴い、気圧の変化や朝晩冷え込む気温差とともに体の不調を訴える方も多いと思います。

そしてこの時期に多くみられるのは「喘息」です。
喘息の原因は様々で、風邪などのウィルス感染や気圧の変化がきっかけで「発作」が起きることがあります。また朝晩の冷え込む時間帯に冷気を吸い込むことや、気温差によっても「発作」がおきます。

主な症状は特有の咳と喘鳴です。夜中や明け方の咳は特徴的で、苦しくて眠れなかったり、咳込んで起きてしまうこともしばしばあります。喘鳴は「ゼーゼー」と表現しますが、これは息を吐く時の気道の狭窄音です。

一度「発作」が起きると咳込んだり、苦しくて眠れないこともありますので、重要なのは「発作」が起きないように日頃からコントロールすることです。予防薬として飲み薬や吸入薬があり、喘息の状態によって使い分けられます。

これからはだいぶ暑さがやわらぎ、過ごしやすい季節となりますが、喘息にとっては気温の低下や台風到来など、やっかいな時期となります。

診断は主に問診や聴診によって行います。場合によっては発作止めや予防薬の効果の有無によって診断することもあります。補助診断として、レントゲンや血液検査、呼吸機能検査を行うこともあります。

気になる症状がある方は受診して下さい。