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コトコト日記

【冬のスキンケア】

ようやく秋らしくなってきたと思っていたら、あっという間に寒くなってきました。そして乾燥の季節がやってきました。

空気が乾燥すると、肌がカサついて痒みの原因になります。痒くて掻いてしまうと皮膚がダメージを受け、さらに乾燥して痒くなるという悪循環に陥ります。


子どもの皮膚の特徴として、大人よりも皮膚が薄く刺激に弱いということが挙げられます。また、10歳頃までは皮脂の分泌量が少なく角質の水分保持能力が低いため、特に冬季は乾燥しやすいということも特徴の一つです。


皮膚の重要な働きの一つにバリア機能があり、「感染防御」や「アレルゲン感作の予防」と密接に関連しています。小さいお子さんほど、生理的にバリア機能が弱く、皮膚が乾燥傾向にあります。そのため、空気が乾燥するこの時期には適切なスキンケアを行いながら、様々な皮膚トラブルを予防することが大切になってきます。


スキンケアとして大切なことは、石鹸で洗って皮膚を清潔にしておくことと、保湿をして皮膚のバリア機能を補うことです。

特に冬は皮膚が乾燥しやすいため、保湿剤などを使って皮膚を保湿することをお勧めします。                保湿剤を塗るタイミングとしては、入浴後早めが効果的です。 カサカサしている部分だけではなく、体全体に塗るようにしましょう。特にカサカサしている部分や湿疹になっている部分は、薄くのばして擦り込むよりも、保湿剤で皮膚の表面を均一に覆うようなイメージで塗ると良いでしょう。


保湿剤には、軟膏、クリーム、ローションなど様々な剤形があります。効果や付け心地など様々です。夏は「さっぱりタイプ」、冬は「しっとりタイプ」をお勧めしています。

気になる方は一度ご相談下さい。