舌下免疫療法治療の流れ

初回診察

鼻炎症状（鼻汁・くしゃみなど）があれば、血液検査にてアレルギー検査を行います。
検査項目はスギやダニに対してアレルギー反応を起こす力があるかに関するものです。検査の結果は１週間後に出ます。 なお、１年以内であれば他院で行った血液検査の結果を持参していただいても大丈夫です。

２回目診察（初回から１週間後）

血液検査の結果を説明します。スギもしくはダニが検査陽性であれば、治療を開始します。
同日、低用量の薬１週間分、通常量の薬３週間分処方箋（シダキュア®︎・ミティキュア®︎）を発行しますので、院外薬局でお薬を受け取り、再びクリニックに戻って来て頂きます。
診察室にて医師の指導の下、低用量のシダキュア®︎またはミティキュア®︎を舌下内服します。
ラムネのような形の薬剤を舌の下に置いて１分間保持、５分間はうがい・飲食を控えます。その後、30分クリニック内で待機していただき、アナフィラキーなどの重大な副作用がなければ終了となります。
はじめの１週間は低容量で毎日ご自宅にて行っていただきます。

３回目診察（２回目から１週間後）

初回投与から自宅にて１週間舌下内服後、問題がなければ通常量に増やします。
前回診察時に受け取った通常量のお薬を持参して頂き、前回と同様に診察室で医師の指導の下、舌下内服、30分クリニック内で待機、アナフィラキーなどの重大な副作用がなければ終了となります。
その後は毎日自宅で舌下内服します。内服の前後２時間程度は激しい運動や入浴を控えて下さい。受診は月に１回が目安となります。これを３〜５年続けます。
スギとダニの舌下免疫療法を、同時に行うこともできます。