コトコトクリニック

風邪など小児全般の診療を行います

主な疾患は、風邪、上気道炎、気管支炎、肺炎、胃腸炎、中耳炎、膀胱炎、気管支喘息、喘息性気管支炎、鼻炎、乳児湿疹、その他の湿疹・かぶれ、花粉症、結膜炎、便秘などです。

お子さんは生まれてから半年頃までお母さんからもらった抗体を持っているため、風邪などの感染症から守られています。生まれてから半年ほど過ぎるとその抗体の効果がなくなるため、鼻水や咳、発熱を伴う上気道炎(風邪)や気管支炎、肺炎、胃腸炎などの感染症にかかり始めます。

これらの感染症のほとんどがウィルス性であり、抗菌薬などの薬を使わずに、安静や水分補給などの対症療法で治ることが多いです。しかし、赤ちゃんや小さいお子さんの場合、咳や熱で体力を消耗し、更に大人に比べると予備力が少ないため、急に状態が悪くなることがあります。

“受診のタイミング”はそれぞれですが、当院では小児科全般の初期診療を行います。ちょっとした咳や鼻水であっても、気になるようであれば受診して下さい。熱が出た、熱がなかなか下がらない、咳や鼻水が出た、下痢が続くなど様々な状態に対応します。

治療

風邪、上気道炎、気管支炎などの感染症

対症療法が基本です。安静を保ち、適切に水分(母乳やミルク、お茶、イオン水など)を摂取して下さい。
症状に応じて咳をやわらげる薬や痰を切る薬、気管支を広げる薬などを処方します。咳や痰が続き、更に熱が長引く場合には抗菌薬を追加することがあります。
耐性菌を増やさないためにも抗菌薬の投与は最小限を心掛けています。

肺炎

ウィルス性の場合には風邪や上気道炎などと治療は同じです。細菌性の場合には抗菌薬の処方を行います。
重症の肺炎が疑われた際には、救急指定病院の受診をお勧めしています。当院は昭和大学病院、都立荏原病院などの連携医療機関に適宜ご紹介を行っております。

気管支喘息、喘息性気管支炎

喘鳴(ゼーゼー)を伴い、咳嗽や時には呼吸困難が出現することもあります。
気管支の炎症により内腔が狭くなることに起因するので、気管支を広げる作用のある薬(気管支拡張剤)を使います。飲み薬や貼り薬(ホクナリンテープ)、吸入薬などがあります。
来院時発作がある場合は吸入を行い、場合によっては自宅での吸入もお勧めしています。